【痛みを取るだけでなく、次の障害を予防するまでケアする施術】
●オスグッドとは何?
オスグッド病は、ジャンプ動作や走ってからのストップ動作が多いスポーツを行っている、成長期の子供や若者に多く見られる膝の痛みを引き起こす状態です。この病気は、主に大腿四頭筋の腱が膝の骨に付着する部分に過剰な負担がかかることから生じます。オスグッド病の患者さんは、通常、強い痛みや腫れを感じ、運動や活動に制限が出ることがあります。
●繰り返すことが多く、休んでばかり・・
特に大変なのは、一度治れば終わりではなく、運動するたびに痛みが再発し、症状がひどくなってしまうケースが多く、大会が近かったりレギュラー争いなど含めて練習を休みたくない若い選手にとって、また施術家や指導者にとっても悩ましいスポーツ障害の一つです。
・
通常、オスグッドが治りにくい原因としては以下のようなものがあります。
・大腿四頭筋の過緊張ー柔軟性の低下
・年齢的に軟骨に負担がかかりやすい
・上記に比して負担の大きい動きが多いスポーツを行っている
この診断、状況把握だけで、治療方針を考える時、どうしても安静するしか手が無くなってきます。なぜならすぐには変えられない条件ばかりだからです。
■当院のオスグッドに対する考え方/評価の流れ
当院では、患部の現状把握〜ケアはもちろん徹底して行いますが、プラスして 「なぜそうなったのか」原因にスポットを当て「そうならないための身体作り」予防をするところまで大切にしています。
●評価(患部の評価)虫眼鏡
評価としては、患部―オスグッドの状態把握(炎症や変形の進行)と、タイプの把握(細かくはVol2でご紹介)、四頭筋の状態、年齢(年齢によって骨の形成状態が変わり・図C、障害の質も変わります)や日常生活の運動量・膝の負担が多い動作をしているかの確認などを行います。
図C
●評価2(原因、背景を含めて考察)鳥の目
そして、同時に何故そうなったかの背景も含めて考察します。
当院が考えるオスグッドの原因は、上記の要因に加えて、
・拮抗筋であるハムストリングスのコンディション
・骨盤の動きや体幹の強度の低下(下行性の原因) 図D1.
・足部や下腿のアライメントの崩れ(上行性の原因)※詳しくはVol2で
これらを探りながら、現状の痛みがどのようにして発生しているのかを評価し施術に組み入れてゆきます。
例)図D1:骨盤の後方回旋と膝の負担の関係の図
スクワットやランジ動作(片足で踏ん張る時など)の際に骨盤が後方に回旋すると、膝が前方に誘導されやすい。
それを抵抗するために膝関節を伸ばそうとして四頭筋に力が入り、結果膝の負担が増長する。
つづく・・・
(次に実際の施術内容をご紹介します。)
●オスグッドとは何?
オスグッド病は、ジャンプ動作や走ってからのストップ動作が多いスポーツを行っている、成長期の子供や若者に多く見られる膝の痛みを引き起こす状態です。この病気は、主に大腿四頭筋の腱が膝の骨に付着する部分に過剰な負担がかかることから生じます。オスグッド病の患者さんは、通常、強い痛みや腫れを感じ、運動や活動に制限が出ることがあります。
●繰り返すことが多く、休んでばかり・・
特に大変なのは、一度治れば終わりではなく、運動するたびに痛みが再発し、症状がひどくなってしまうケースが多く、大会が近かったりレギュラー争いなど含めて練習を休みたくない若い選手にとって、また施術家や指導者にとっても悩ましいスポーツ障害の一つです。
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通常、オスグッドが治りにくい原因としては以下のようなものがあります。
・大腿四頭筋の過緊張ー柔軟性の低下
・年齢的に軟骨に負担がかかりやすい
・上記に比して負担の大きい動きが多いスポーツを行っている
この診断、状況把握だけで、治療方針を考える時、どうしても安静するしか手が無くなってきます。なぜならすぐには変えられない条件ばかりだからです。
■当院のオスグッドに対する考え方/評価の流れ
当院では、患部の現状把握〜ケアはもちろん徹底して行いますが、プラスして 「なぜそうなったのか」原因にスポットを当て「そうならないための身体作り」予防をするところまで大切にしています。
●評価(患部の評価)虫眼鏡
評価としては、患部―オスグッドの状態把握(炎症や変形の進行)と、タイプの把握(細かくはVol2でご紹介)、四頭筋の状態、年齢(年齢によって骨の形成状態が変わり・図C、障害の質も変わります)や日常生活の運動量・膝の負担が多い動作をしているかの確認などを行います。
図C
●評価2(原因、背景を含めて考察)鳥の目
そして、同時に何故そうなったかの背景も含めて考察します。
当院が考えるオスグッドの原因は、上記の要因に加えて、
・拮抗筋であるハムストリングスのコンディション
・骨盤の動きや体幹の強度の低下(下行性の原因) 図D1.
・足部や下腿のアライメントの崩れ(上行性の原因)※詳しくはVol2で
これらを探りながら、現状の痛みがどのようにして発生しているのかを評価し施術に組み入れてゆきます。
例)図D1:骨盤の後方回旋と膝の負担の関係の図
スクワットやランジ動作(片足で踏ん張る時など)の際に骨盤が後方に回旋すると、膝が前方に誘導されやすい。
それを抵抗するために膝関節を伸ばそうとして四頭筋に力が入り、結果膝の負担が増長する。
つづく・・・
(次に実際の施術内容をご紹介します。)