子供の足から始まる健康と運動
若年性ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(以降ロコモと省略)※1という言葉が市民権を得つつあり、寿命は延びているのにもかかわらず、健康ではなく介護が必要な方が増えてしまうことが問題とされています。ロコモは人が移動する力が低下することを現します。Covid-19の蔓延によって、糖尿などの基礎疾患の怖さや免疫の必要性が再認識されているこの数年ですが、そのために大きく貢献するライフスタイルとしてあるのが運動・歩行です。運動するという習慣は高齢になってから、筋肉が落ちてから習慣化するのには少しハードルがあり、子供のころから運動に馴染むことが大切ということが分かってきました。
しかし、その必然とは逆に今やロコモ予備軍(若年性ロコモ)という言葉も使われ始め、怪我をし易い子供が増えてきているのです。私が関わる子供でも「ケンケン」さえ上手に出来ないケースが1人や2人ではなくなってきています。
子供のうちに運動やスポーツに関わることは大切ですが、始めるにあたってのハードルを抱えていることがここ10年でよく見えるようになりました。
もちろん足だけの問題で今回の症状が全て引き出されている訳ではありませんが、割合は大きいと感じました。
今回はその若年性ロコモが提唱される少し前に来院したお子さん施術ケースをご紹介いたします。
■いつも「ダラダラ」
その子は小学生5年生の男の子で、親御さん曰く
「いつもダラダラしていてシャキッとしないんです。この間も朝礼の時に校長先生から注意されるくらい揺れていて」と、
姿勢の悪さや態度の悪さを気にされて、何とかならないかと相談に来られました。
続く
若年性ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(以降ロコモと省略)※1という言葉が市民権を得つつあり、寿命は延びているのにもかかわらず、健康ではなく介護が必要な方が増えてしまうことが問題とされています。ロコモは人が移動する力が低下することを現します。Covid-19の蔓延によって、糖尿などの基礎疾患の怖さや免疫の必要性が再認識されているこの数年ですが、そのために大きく貢献するライフスタイルとしてあるのが運動・歩行です。運動するという習慣は高齢になってから、筋肉が落ちてから習慣化するのには少しハードルがあり、子供のころから運動に馴染むことが大切ということが分かってきました。
しかし、その必然とは逆に今やロコモ予備軍(若年性ロコモ)という言葉も使われ始め、怪我をし易い子供が増えてきているのです。私が関わる子供でも「ケンケン」さえ上手に出来ないケースが1人や2人ではなくなってきています。
子供のうちに運動やスポーツに関わることは大切ですが、始めるにあたってのハードルを抱えていることがここ10年でよく見えるようになりました。
もちろん足だけの問題で今回の症状が全て引き出されている訳ではありませんが、割合は大きいと感じました。
今回はその若年性ロコモが提唱される少し前に来院したお子さん施術ケースをご紹介いたします。
■いつも「ダラダラ」
その子は小学生5年生の男の子で、親御さん曰く
「いつもダラダラしていてシャキッとしないんです。この間も朝礼の時に校長先生から注意されるくらい揺れていて」と、
姿勢の悪さや態度の悪さを気にされて、何とかならないかと相談に来られました。
続く