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市内乳児院にて小児鍼(しょうにしん)と自律神経ケアをテーマにした講義と実技ワークを実施

市内乳児院にて小児鍼(しょうにしん)と自律神経ケアをテーマにした講義と実技ワークを実施
「これまでの支援が“間違ってなかった”と分かって涙が出そうでした」

先日、埼玉県内の乳児院にて、小児鍼(しょうにしん)と自律神経ケアをテーマにした講義と実技ワークを担当しました。対象は、施設長、看護師、保育士、児童指導員など、日々子どもたちと向き合う職員の皆さま。90分という短い時間でしたが、現場で“今日から使える”ケアを中心にお伝えしました。


【小児鍼とは】
小児鍼は、刺さない・痛くない・撫でるだけの伝統的なケアです。赤ちゃんや幼児の繊細な皮膚に合わせた非侵襲的なアプローチで、夜泣き、ぐずり、便秘、不安、入眠のしづらさなど、日常の困りごとに対して、薬に頼らず子ども自身の回復力を引き出すことを目的としています。

【年齢で変わる自律神経の発達】
講義では、年齢ごとに変化する自律神経の特徴について解説しました。
・新生児期:触覚が最も早く発達し、安心感が成長の土台になる
・乳児期:副交感神経が急成長し、タッチで睡眠や胃腸が整いやすい
・幼児期:恐怖や不安を学習しやすく、便秘やパニックが起こりやすい

特に、便秘の悪循環(排便忌避)の仕組みについては、多くの職員が「知らなかった」と驚かれていました。

【実技ワーク:触れ方の“質”で身体は変わる】
2人1組で、強い刺激(揉む・叩く)と、優しい刺激(羽毛のように撫でる)を比較して体験していただきました。
強い刺激では呼吸が浅くなり緊張が高まり、優しい刺激では呼吸が深くなり安心が広がる。触れ方だけで自律神経が切り替わることを、皆さんが体感されていました。



【アンケート結果】
参加者20名のアンケートでは、
・直ぐに試してみたい:90%
・初めて知ったことがあった:80%
・他の人にも伝えたい:55%
・もっと深く知りたい:50%
と、非常に前向きな反応をいただきました。



【参加者の声】
「これまでの支援が“間違ってなかった”と分かって涙が出そうでした」
痙攣を起こした子を落ち着かせるために抱きしめたり、脚を撫でたり…“なんとなく”やってきた関わりが、実は自律神経の仕組みに沿った正しいケアだったと知り、「自分たちの支援に根拠があったんだ」と胸が熱くなったという声。感覚でやってきたことと科学的な説明がつながった瞬間だったそうです。

「忙しい現場でも“日常の中で使える”のが本当にありがたい」
特別な道具もいらず、スプーン1本ででき、抱っこしながらでもできる。こうした“現場に寄り添った実用性”が大きな安心材料になったようです。「今日教わったタッチなら、日課の中に自然に組み込める」「帰ったらすぐに取り入れたい」という前向きな声が多く聞かれました。

【おわりに】
参加者の皆様の感想や姿勢から、乳児院というもともと責任も負担も大きいお仕事の中にあっても、「子どもをもっと安心させてあげたい」「もっと良い関わりがしたい」というまっすぐな思いが伝わってきて、頭が下がる思いでした。
このように身体の知識を伝えることも大切ですが、そのように子供たちに接する皆さんが安心感を持って子供に関われる、それをサポートさせていただくことに誇りを感じております。今後も、現場で使えるタッチケアや自律神経の知識などもお届けていきたいと思います。