ランナーやジャンプ競技に多い脛(スネ)内側の痛み

シンスプリントは、スポーツにおけるオーバーユース障害の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。
シンは脛(すね)のことで、風邪や50肩と似ていて様々な症状が含まれている概念的な名称です。運動時および運動後にすねの中央から下1/3の内側を中心に縦長に広い範囲で痛みがおこり、過労性脛骨骨膜炎とも呼ばれています。特ひどくなると運動をするのが難しくなることもあります。この痛みは運動中や運動後に感じることが多く、放っておくと日常生活にも影響を与えることがあります。ここでは過労性脛骨骨膜炎を取り上げてゆきたいと思います。
■過労性脛骨骨膜炎が起きる原因
シンスプリントは、色々な理由で起こります。大きく分けると「外からの問題」と「体の中の問題」の2つがあります。
外からの問題
• シューズの選び方 足に合わない靴やクッションが弱い靴を使うと、痛みの原因になることがあります。
• 走る場所や地面の硬さ 硬い地面(アスファルトやコンクリート)や下り坂で走ると、足に負担がかかりやすくなります。
体の中の問題
• ランニングフォームの問題 正しいフォームで走っていない、例えば踵接地が多かったり、ストライドを広げようとして蹴る動作が多くなってしまったりした場合、後脛骨筋や長趾屈筋といった脛骨の内側を走行する筋に過剰な余計な負担がかかってしまいます。
• 体幹(たいかん)が弱い お腹や腰の周りの筋肉が弱いと、走るときに体が安定せず、足に負担がかかります。
• 足の形やバランスが悪い O脚の骨格の問題や偏平足などの足のアライメント(関節のポジションが含めた足の形状によって負担が増えることがあります。
• 筋肉が硬い 柔軟性がないと、足が衝撃をうまく吸収できず痛みにつながります。
■症状の進行
症状がどのくらい進行しているのか把握することも大切です。
炎症や痛みの進行によって、感じる症状も少しづつ変化しますがおおむね脛骨(すねの内側)に鈍いズキズキとした痛みが現れます。初期段階では運動開始時に痛みが感じられ、運動を続けると一時的に軽減しますが、症状が進行すると運動の後半や安静時にも痛みが現れるようになります。多くのケースで、患部を指で押すと痛みが増す圧痛があり、さらに腫れや熱感を伴うことも見られます。この炎症が長期間続くと運動継続が難しくなります。
この進行度によって、当院でのケア・予防などの内容も変化してきます。
Grade I:運動時のみ痛み
Grade II:運動前後に痛みがあるが、スポーツ活動に支障はない
Grade III:運動前中後に痛みがあり、スポーツ活動に支障をきたす
Grade IV:疼痛が強く、スポーツ活動は不可能
当院での対策
シンスプリントを改善するために当院では次のようなアプローチを使います。(進行度合いによって変化します)
1. 超音波療法 超音波を使って痛みを減らし、炎症を抑えます。特に障害初期の炎症期や痛みが続いている際に行います。
2. 筋肉をリリースする とくに後脛骨筋の痛みのある前後の筋腹の疲労と柔軟性を取り戻し、痛い部分やその周りの筋肉を丁寧にマッサージして、緊張を和らげます。また同時に連動する筋や拮抗筋と言ってブレーキや調整するための筋の柔軟性の低下や筋力不足もチェックしてケアしてゆきます。
3. 体幹バランス調整
例えば片方だけの足に障害が毎回起こる場合、正しいフォームを行うためのバランスが整っていない可能性があります。また臀部も含め筋のアンバランスをケアします。(ご希望あれば行います)
4. テーピング:当院のテーピングは、ただの固定や筋の補助だけではありません。 足のアライメント(関節や骨の正しいポジションや動き)を整えたり、テープを巻いて、正しい形で動けるようサポートします。
5. 痛みや炎症がそれでも引かない場合、早期回復したい場合鍼治療もおススメです。当院ではスポーツ鍼灸の施術も積極的に行っております。運動時にも貼れるシール状の鍼もございます。
■シンスプリントを防ぐためには?
シンスプリントを防ぐためには、日々の習慣が大事です。以下のポイントを意識しましょう:
• 正しいフォームで走る フォームは他の専門のトレーナーに教えてもらってください(初心者の方なら指導可)。
★当院では正しいフォームを支える・実行するための骨盤の動きや体幹を鍛えるトレーニングを指導いたします(スポーツコース)。 骨盤回りから股関節の筋力を挙げたり正確に動かせるようにすることで、走りの効率やバランスが上がり、足への香負担が軽減します。
また体幹やフォームが安定することで、ストライドや地面に接地する足の角度が変わり、足を支える筋の負担が減ります。
ランナーさんだけでなく走りに関わるスポーツのアスリートにも利用いただいています。
• 自分に合ったシューズを選ぶ 専門店で走りや競技の目的に合ったもの、サイズや形状をしっかり確認しましょう。
• 柔軟性を高めるストレッチをする ふくらはぎや太もものストレッチを指導いたしますので毎日行いましょう。
• 無理なく練習を続ける 距離やスピードを急に増やさず、徐々に強度を上げていきましょう。
シンは脛(すね)のことで、風邪や50肩と似ていて様々な症状が含まれている概念的な名称です。運動時および運動後にすねの中央から下1/3の内側を中心に縦長に広い範囲で痛みがおこり、過労性脛骨骨膜炎とも呼ばれています。特ひどくなると運動をするのが難しくなることもあります。この痛みは運動中や運動後に感じることが多く、放っておくと日常生活にも影響を与えることがあります。ここでは過労性脛骨骨膜炎を取り上げてゆきたいと思います。
■過労性脛骨骨膜炎が起きる原因
シンスプリントは、色々な理由で起こります。大きく分けると「外からの問題」と「体の中の問題」の2つがあります。
外からの問題
• シューズの選び方 足に合わない靴やクッションが弱い靴を使うと、痛みの原因になることがあります。
• 走る場所や地面の硬さ 硬い地面(アスファルトやコンクリート)や下り坂で走ると、足に負担がかかりやすくなります。
体の中の問題
• ランニングフォームの問題 正しいフォームで走っていない、例えば踵接地が多かったり、ストライドを広げようとして蹴る動作が多くなってしまったりした場合、後脛骨筋や長趾屈筋といった脛骨の内側を走行する筋に過剰な余計な負担がかかってしまいます。
• 体幹(たいかん)が弱い お腹や腰の周りの筋肉が弱いと、走るときに体が安定せず、足に負担がかかります。
• 足の形やバランスが悪い O脚の骨格の問題や偏平足などの足のアライメント(関節のポジションが含めた足の形状によって負担が増えることがあります。
• 筋肉が硬い 柔軟性がないと、足が衝撃をうまく吸収できず痛みにつながります。
■症状の進行
症状がどのくらい進行しているのか把握することも大切です。
炎症や痛みの進行によって、感じる症状も少しづつ変化しますがおおむね脛骨(すねの内側)に鈍いズキズキとした痛みが現れます。初期段階では運動開始時に痛みが感じられ、運動を続けると一時的に軽減しますが、症状が進行すると運動の後半や安静時にも痛みが現れるようになります。多くのケースで、患部を指で押すと痛みが増す圧痛があり、さらに腫れや熱感を伴うことも見られます。この炎症が長期間続くと運動継続が難しくなります。
この進行度によって、当院でのケア・予防などの内容も変化してきます。
Grade I:運動時のみ痛み
Grade II:運動前後に痛みがあるが、スポーツ活動に支障はない
Grade III:運動前中後に痛みがあり、スポーツ活動に支障をきたす
Grade IV:疼痛が強く、スポーツ活動は不可能
当院での対策
シンスプリントを改善するために当院では次のようなアプローチを使います。(進行度合いによって変化します)
1. 超音波療法 超音波を使って痛みを減らし、炎症を抑えます。特に障害初期の炎症期や痛みが続いている際に行います。
2. 筋肉をリリースする とくに後脛骨筋の痛みのある前後の筋腹の疲労と柔軟性を取り戻し、痛い部分やその周りの筋肉を丁寧にマッサージして、緊張を和らげます。また同時に連動する筋や拮抗筋と言ってブレーキや調整するための筋の柔軟性の低下や筋力不足もチェックしてケアしてゆきます。
3. 体幹バランス調整
例えば片方だけの足に障害が毎回起こる場合、正しいフォームを行うためのバランスが整っていない可能性があります。また臀部も含め筋のアンバランスをケアします。(ご希望あれば行います)
4. テーピング:当院のテーピングは、ただの固定や筋の補助だけではありません。 足のアライメント(関節や骨の正しいポジションや動き)を整えたり、テープを巻いて、正しい形で動けるようサポートします。
5. 痛みや炎症がそれでも引かない場合、早期回復したい場合鍼治療もおススメです。当院ではスポーツ鍼灸の施術も積極的に行っております。運動時にも貼れるシール状の鍼もございます。
■シンスプリントを防ぐためには?
シンスプリントを防ぐためには、日々の習慣が大事です。以下のポイントを意識しましょう:
• 正しいフォームで走る フォームは他の専門のトレーナーに教えてもらってください(初心者の方なら指導可)。
★当院では正しいフォームを支える・実行するための骨盤の動きや体幹を鍛えるトレーニングを指導いたします(スポーツコース)。 骨盤回りから股関節の筋力を挙げたり正確に動かせるようにすることで、走りの効率やバランスが上がり、足への香負担が軽減します。
また体幹やフォームが安定することで、ストライドや地面に接地する足の角度が変わり、足を支える筋の負担が減ります。
ランナーさんだけでなく走りに関わるスポーツのアスリートにも利用いただいています。
• 自分に合ったシューズを選ぶ 専門店で走りや競技の目的に合ったもの、サイズや形状をしっかり確認しましょう。
• 柔軟性を高めるストレッチをする ふくらはぎや太もものストレッチを指導いたしますので毎日行いましょう。
• 無理なく練習を続ける 距離やスピードを急に増やさず、徐々に強度を上げていきましょう。